こんにちは、ニータです。
ティップランエギングは、ボートからの繊細なアタリをとらえ、アオリイカを確実に釣り上げる高度なテクニックを必要とする釣り方です。
そのため、使用するリールには高感度・高性能・軽量性・耐久性といった、さまざまな要素が求められます。
ティプランエギングを始めたいけど、オススメのリールが知りたいです。ボートからのリールに必要な要素やおすすめのリールなども知りたいです💦
そのようなお悩みにお答えしたいと思います。
- ティっプランエギングでのリールのドラグ性能
- ギア比の選び方とその意味
- リールのサイズ(番手について)
- 自重(重さの重要性)
- 巻き心地と感度の重要性
- スプールの形状とラインの放出性
- ロッドとのバランス
- 防水性・耐久性
- 厳選したおすすめリール10選
この記事では、ティップランエギングに最適なリールの性能や特徴について、初心者でもわかるような言葉で、詳しく・丁寧に解説していきます。
目次
- 1 【ティップランリールに求められるドラグ性能】
- 2 【ギア比の選び方とその意味】
- 3 【リールのサイズ(番手)について】
- 3.1 【自重(リールの重さ)の重要性】
- 3.2 【巻き心地と感度の重要性】
- 3.3 【スプールの形状とライン放出性】
- 3.4 【ロッドとのバランスも超重要】
- 3.5 【防水性能・耐久性にも注目】
- 3.6 1. シマノ 23 セフィアSS C3000SDHHG
- 3.7 【2. ダイワ 23 エメラルダス RX LT2500S-DH】
- 3.8 【3. シマノ 21 ストラディック C3000SDH】
- 3.9 【4. ダイワ ルビアス エアリティ LT2500S-XH】
- 3.10 【5. アブガルシア ゼノン 2500SH】
- 3.11 【6. シマノ 22 ミラベル C3000SDH】
- 3.12 【7. ダイワ 22 カルディア SW LT2500S-XH】
- 3.13 【8. シマノ 20 ヴァンフォード C3000SDH】
- 3.14 【9. ダイワ フリームス LT2500S-DH】
- 3.15 【10. シマノ シマノ19 ヴァンキッシュC3000XG
- 4 性能・価格・使用感から自分に合った1台を選ぼう
- 5 【ティップランリールに求められる性能まとめ】
【ティップランリールに求められるドラグ性能】

ティップランでは、エギを止めたときにアオリイカが触腕でそっと抱きつくことが多く、その小さなアタリを逃さないことが釣果に直結します。
だからこそ、ドラグ性能は非常に重要です。
1kg前後:
繊細なやり取りがしやすく、バラシを減らせる。0.4号〜0.6号のPEラインを使用するティップランでは、強すぎるドラグは逆効果になることもあるため、このくらいがベースラインになります。
2〜3kg:
大物や深場狙い、風が強い日などにはやや強めのドラグが安心。 ただし、常にこの強さで使うわけではなく、実際の釣りでは1kg程度に調整するのが基本です。
スムーズなドラグ性能
イカが引っ張ったときに、急にラインが止まってしまうとバレてしまいます。ラインが**「スーッ」と出ていく滑らかさ**が必要。
微調整のしやすさ
イカは引きが強すぎると身切れを起こします。ドラグを細かく調整できることで、釣り上げ率がアップ。
実釣中の安心感
突然大物が掛かったときも、ドラグの力でうまくいなしてくれるので、安心してやり取りできます。
【ドラグ設定のポイント】
実釣中はラインが引き出される程度の弱め設定(約500g〜1kg)が基本です。イカは急に引っ張られるとエギを離してしまうことがあるため、「滑るように出るドラグ」が理想です。
ドラグは強さよりも“滑らかさ”が重要です。最大ドラグ値が高くても、引き出しがガクガクするようではアオリイカに違和感を与えてしまいます。
【ギア比の選び方とその意味】

リールの「ギア比」とは、ハンドルを1回まわすとどれくらいラインが巻き取れるかを示す数字です。
ティップランでは、一定のリズムで誘う動きが重要なので、ギア比の選び方にも工夫が必要です。
ノーマルギア(5.0〜5.5前後)
巻き取り速度がゆっくりで、丁寧な誘いに適しています。
ハイギア(6.0以上)
手返しが早くなりますが、巻きが重く、アタリを感じにくくなることもあります。
おすすめは5.8〜6.2のバランス型操作性と感度の両立がしやすく、初心者にも扱いやすいのがこのギア比帯です。
【リールのサイズ(番手)について】

ティップランに使うリールは、2500番〜3000番台がベストです。これは、ラインの巻き取り量やパワー、軽さのバランスが優れているためです。
2500番
非常に軽く、繊細な操作がしやすい。浅場や軽いエギを使うときに向いています。
3000番
巻き取り力が強く、風や潮流が強い状況で活躍。やや深いポイントでも安心して使えます。
【自重(リールの重さ)の重要性】

ティップランでは、ロッドをずっと手に持って、シャクリ→止める→シャクリ…という動作を長時間繰り返します。
そのため、リールの軽さは快適さと釣果を左右するカギになります。
200g前後のリールがおすすめ
軽量なリールは手首への負担が少なく、集中力が長く続きます。
感度アップにもつながる
軽ければ軽いほど、イカの微細なアタリを竿先からダイレクトに感じやすくなります。
【巻き心地と感度の重要性】
ティップランは「止めたとき」にアタリが出る釣りです。だからこそ、巻いているときの感覚がとても大事になります。
*巻き心地が滑らかであること
ギアのかみ合わせが悪かったり、ガタつきがあると、アタリの判断が難しくなります
*リールの剛性が高いほど感度が良い
**ボディがしっかりしていると、力が逃げずに感度が高まります。**アオリイカの「触ったかも?」というわずかな違和感をキャッチできます。
【スプールの形状とライン放出性】
ティップランでは、エギを真下に落として、自然に沈ませるフォール中にアタリが出ます。
そのため、ラインがスムーズに出るスプール設計が非常に重要です。
ロングキャスト対応のスプール
放出性が良く、スムーズなフォールを実現。ライントラブルも減ります。
PEラインとの相性が良い設計
ティップランでは細いPEライン(0.4〜0.6号)を使うことが多いため、絡みにくく、滑らかに出るスプール形状が望ましいです。
【ロッドとのバランスも超重要】

リールだけが良くても、ロッドとの相性が悪ければ操作性が大きく低下します。実はこの「バランス」が最も大事と言っても過言ではありません。
- 軽すぎてもNG
リールが軽すぎるとロッドの先が下がり、ティップの感度が鈍ります。 - 重すぎると先重りになり疲れやすい
長時間の釣りで手首や腕が痛くなる原因に。 - 理想は「手元に重心がある状態」
ロッドとリールをセットしたときに、自然に手の中でバランスがとれる重さが理想です。
【防水性能・耐久性にも注目】

ティップランは海の上、つまり塩分と湿気が常にある過酷な環境です。
だからこそ、リールには高い防水性と耐久性が必須です。
- 防水構造のボディ(シーリング構造)
内部に海水が入りにくい作りになっているものは、長く安心して使えます。 - 錆に強い素材を使ったギア・ベアリング
海水による腐食を防ぐパーツ設計がされているかがチェックポイント。 - メンテナンスのしやすさ
分解・清掃がしやすい構造だと、釣行後の手入れもラクで、リールの寿命が延びます。
1. シマノ 23 セフィアSS C3000SDHHG
- ギア比:6.0
- 自重:215g
- 最大ドラグ力:9kg
- 価格目安:17,000円〜21,000円
特徴と使用感
ティップランに特化したセフィアシリーズの新定番モデル。HAGANEギアとXシップにより、巻きのパワーと滑らかさを両立。**ダブルハンドルによりシャクリ後の姿勢戻りが早く、ステイが安定します。**軽量ボディで長時間の釣行でも疲れにくく、初心者から中級者にぴったりの万能機です。
【2. ダイワ 23 エメラルダス RX LT2500S-DH】
- ギア比:5.3
- 自重:215g
- 最大ドラグ力:10kg
- 価格目安:22,000円〜26,000円
特徴と使用感
ティップラン専用に開発されたエメラルダスRXは、**マグシールド搭載で防水性が高く、ボートでの使用に最適。**ダブルハンドル仕様で安定した操作が可能。波や風が強い状況でもシャクリ操作がしやすく、感度も非常に高いモデルです。
【3. シマノ 21 ストラディック C3000SDH】
- ギア比:5.3
- 自重:225g
- 最大ドラグ力:9kg
- 価格目安:19,000円〜23,000円
特徴と使用感
ミドルクラスながら上位機種の機構を多数搭載。巻きの静かさと滑らかさが光る1台。**アタリをしっかりと感じ取り、確実に掛けられる感度の高さが魅力。**ティップランに初めて挑戦する中級者におすすめです。
【4. ダイワ ルビアス エアリティ LT2500S-XH】
- ギア比:6.2
- 自重:150g
- 最大ドラグ力:5kg
- 価格目安:35,000円〜39,000円
特徴と使用感
わずか160gという超軽量モデル。モノコックボディとタフデジギアの組み合わせにより、高剛性かつ抜群の操作性を実現。アタリの違和感すら察知できる繊細さで、上級者向けのリールです。
【5. アブガルシア ゼノン 2500SH】
- ギア比:6.2
- 自重:168g
- 最大ドラグ力:5.2kg
- 価格目安:38,000円〜42,000円
特徴と使用感
アブガルシア最高峰モデル。超軽量ボディと高剛性ギアで、微細なアタリに即座に対応可能。巻き心地が極めて軽く、繊細な操作が可能。「攻めのティップラン」をしたい上級者に強くおすすめ。
【6. シマノ 22 ミラベル C3000SDH】
- ギア比:5.0
- 自重:220g
- 最大ドラグ力:9kg
- 価格目安:10,000円〜13,000円
特徴と使用感
エントリー向けながらも、**軽量で操作性の良いコスパ最強リール。**CI4+素材により200g台をキープし、シャクリ動作も快適。初めてのティップランにおすすめの1台です。
【7. ダイワ 22 カルディア SW LT2500S-XH】
- ギア比:6.2
- 自重:205g
- 最大ドラグ力:10kg
- 価格目安:18,000円〜21,000円
特徴と使用感
SWモデルで防水・剛性が強化された設計。**ティップランだけでなく、ライトショアジギングやSLJにも使える汎用性が魅力。**1台で複数ジャンルを楽しみたい方に最適です。
【8. シマノ 20 ヴァンフォード C3000SDH】
- ギア比:5.3
- 自重:180g
- 最大ドラグ力:9kg
- 価格目安:24,000円〜28,000円
特徴と使用感
軽量ながらも巻きの力強さがあり、**風や潮流の中でも安定した釣りが可能。**シャクリのリズムが取りやすく、手返しよくテンポ良く探れるため、中級者以上に人気の高いモデルです。
【9. ダイワ フリームス LT2500S-DH】
- ギア比:5.3
- 自重:220g
- 最大ドラグ力:10kg
- 価格目安:12,000円〜15,000円
特徴と使用感
マグシールドやタフデジギア搭載で、**防水性と耐久性に優れたコスパモデル。**バランスが良く、最初の1台にもサブ機にも対応可能。
【10. シマノ シマノ19 ヴァンキッシュC3000XG
- ギア比:6.4
- 自重:180g
- 最大ドラグ力:9kg
- 価格目安:48,000円〜52,000円
特徴と使用感
シマノのフラッグシップモデル。**全てにおいて圧倒的な性能を誇り、ティップランに必要な感度・巻き出し・剛性が最高峰レベル。**競技志向の上級者が求める「確実に掛ける」ためのリールです。
性能・価格・使用感から自分に合った1台を選ぼう

ティップランは、使うリールによって釣果が大きく変わる釣りです。今回ご紹介した10機種は、いずれも通販で入手可能かつ評価の高いモデルばかり。
初心者には:ミラベル、フリームス、セフィアSS
中級者には:ストラディック、ヴァンフォード、カルディアSW
上級者には:ヴァンキッシュ、ゼノン、ルビアスエアリティ
自分の釣りスタイルに合わせて、ぜひ最高の1台を見つけてください。
【ティップランリールに求められる性能まとめ】
以下のポイントを押さえることで、ティップランエギングに最適なリール選びができます。
- スムーズで信頼できるドラグ性能
- 操作性に優れた適度なギア比(5.8〜6.2)
- 2500番〜3000番の番手がベスト
- 軽量かつバランスの良い設計(200g前後)
- 巻き感が滑らかで感度が高いこと
- PE対応のスプール設計でライントラブル軽減
- ロッドとの重心バランスが適切
- 防水・耐久性のあるボディ構造
リール選びはティップラン成功の第一歩!
ティップランは、繊細さと集中力が試される奥深い釣りです。
だからこそ、信頼できるリールを使うことで、釣果も楽しさも大きく変わります。
この記事を参考に、自分のスタイルに合った最高のリールを選んでください。
「合わせが決まったときの感触」「ずっしりとしたアオリイカの重み」を、あなたの手で味わいましょう!



